お久し振りです。

ここ最近、このブログを書いていないことには大変申し訳なく思います。
ただ、今回は何か書かなければいけないと思い、
久し振りにブログを書くことになりました。

たぶん、お察しの方が多いかと思いますが、
競走会で番組構成の基本方針の一部改訂が行われました。
http://www.boatrace.jp/news/2012/10/045792.php
個人的には2回乗りの「内内」「外外」ルールもあんまし好きじゃないですが、
さらに以下の方針も追加されました。

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・節間を通して枠番の公平性やバランスを斟酌しない。
 ただし、GII競走以上の予選4日間は除く。

レース場の特徴、あっせん選手の個性或いはコース取りが活発となるような番組を編成し、
ファンの皆様に推理・予想を楽しんでいただくために、
節間における枠番のバランス(1〜6を均等に割り振る)に囚われ、
枠番を埋め合わせたように見える編成ではなく、
「魅力ある番組」が可能となるように明快に示したものです。


「斟酌」
1 相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減すること。
「採点に―を加える」「若年であることを―して責任は問わない」

2 あれこれ照らし合わせて取捨すること。
「市場の状況を―して生産高を決める」

3 言動を控えめにすること。遠慮すること。「―のない批評」

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はっきり言えば、枠番を公平に振り分けることを「考慮に入れない」という意味です。
現在も節間に1号艇から6号艇までバランスよくなるように番組を作っていますが、
これを全く考えなくてもいいとのことです。

これが許されることによって、
一部の場では流行のように常態化しているA級選手が勝ちやすい「超シード番組」がさらに酷くなります。
あれも、選手のバランスを考慮に入れて、A1選手を1号艇に1回振ったりしていますが、
2回、3回と節間に1号艇が巡ってくるということが可能になります。
こういうのがいいのでしょうか。
あと、競艇場の情状酌量で優遇番組を作れるのも容易になります。

拡大解釈だと言われるかもしれませんが、おそらくその意図だと思います。


これをやることで、コース取りが活発になるのかどうかは不明です。
現状でも「超シード番組」があっても誰もインを取るようなことはありません。
全体を見てもほとんどが枠なりレースです。
コース獲りを活発にさせるのであればちがうところに矛先を向けないといけません。
選手へコース獲りを促すようにすること。
またはコース取りで深くなることでデメリットになるのであれば、デメリットにならない機力にすること。

そういう理由でないのならば、コース取りじゃなく、
シード番組の作成の活発化に見えてくるのがミエミエなんだろうなと思っています。
で、政治家が使うような「斟酌しない」って難しい言葉も使ってますし。。。。。


「ボートレース」に名前が変わってレースが面白くなったのでしょうか。
枠なりでしか収まらないレース体系を打破するための新プロペラ制度。
しかし、枠なりは減らず。

ペラでしか調整してなかった選手が多くなって、モーターの出し方に疎くなり、
そんな選手ばっかりなので、モーターも似たようなものに。
さらに、コース獲りをしようと思っても深くなりすぎるとペラの性能上インが弱くなるから回避。
外コースもカドから伸びないし、出来てもスローコースの失敗でのみ。
大外から一気に伸びてのレースも全く出来なくなった。
2枚のプロペラを用意していても、使用しているのは全員「ヤマト」。

完全に今の「ボートレース」は同じボートが6艇並んで、
順当にインから勝つ確率が非常に高いレースになっています。
私が昔見ていた「競艇」は選手も知恵を出していましたし、
今よりはレースの面白さも多様化していました。


それに輪をかけてのシードを組みやすくなる構成。
おそらく、場にとって勝って欲しい選手だけが勝つようになり、
強い選手は強く、弱い選手はもっと淘汰される。知恵を出しても潰される。
若手にも夢が与えられない、年齢が重なると引退も早くなる。
そして、ガチガチのレースが多くなり、配当面でもファンに「夢」を与えられない。


この業界は今のお客さんがどれだけ購入しているのか知っているのでしょうか。
ちょっと前には1つのレースに10万円や100万円も購入している人もいましたが、
今はほとんどの人は小額で遊んでいる人たちです。
そんな小額でも100円だけでも3000円になれる、5000円になれる、1万円以上になれる。
そういうちょっとの夢を欲しいがために競艇場に来ているんです。
こんなシードの番組が多くなって、そんな夢をつむがなくなったら、
そんなお客さんもだんだん消えていきそうな、そんな気がします。

電話投票をしてもらってるお客さんだけがお客さんなのでしょうか。
投機、投資を目的のお客さんに門戸を広げているんでしょうか。
一部の金持ちだけの道楽だけにしていないでしょうか。


この業界がもっと盛り上がることをしたい。
そういう情熱がこの業界から立ち昇ってる勢いを全く感じていません。
この業界は少し前の栄光を未だに引きずりながら、その惰性だけで運営しているところです。
惰性だけになるようだったら、立ち消えになることを待つだけです。
たぶん、今の競走会組織、競走会の体制では面白いレースは提供できません。
おそらく、間違っているよと言うことが恐れられている業界になっていないでしょうか。


10年以上も魅力を感じていたものを見限る準備が出来たように思えます。
今はSGレースは全く見ていません。こないだのダービーも優勝戦は1日経ってから見ました。
ただ、まだ女子レースが面白いから、一緒に楽しめる仲間がいるから保っています。


面白かったレースが戻ってくるのを切に願うばかりです。